神戸に春がやってきた!
ご存知、イカナゴのくぎ煮の季節がやってきた。 「イカナゴ」とは、スズキ目 イカナゴ科の魚類で、全国で様々な呼び名があり、成長したものはカマスゴとかカナギとか呼ばれる。(wikipedia調べ) 神戸で「くぎ煮」と言えば、イカナゴの稚魚(シンコと呼ばれる)を砂糖と醤油で甘辛く炊いたもののことを言い、出来上がりが曲がった釘のように見えることから「くぎ煮」と呼ばれている。 このイカナゴ漁の解禁が毎年3月上旬ごろで、昔からあちこちの家庭で、くぎのを炊く甘辛いイイ匂いがしているので、春=くぎ煮の匂い。という風に神戸っ子には小さいころから刷り込まれている。 そんな神戸っ子のソウルフード、くぎ煮のレシピをご紹介。 私は2年前にくぎ煮デビューしたのだが、母ではなく、イカナゴ自慢の隣のおばちゃんに教えてもらった。 家庭によって入れるものが微妙に違うのだが、基本は醤油、砂糖、生姜なので、みりんが多いとか、水飴入れるとか、いやいやウチは黄金糖やで! と言われても、そこまでの大差はないんじゃないかな、と私は思う。(所詮、甘辛味なのだ。) <イカナゴくぎ煮 2016> 材料 ・イカナゴ 1キロ ・醤油 180cc ・ざらめ 250g ・酒 50cc ・生姜 70g(千切りにして正味で) ・くるみ 80g ① イカナゴを大きめのボウルに入れてよく洗う。何回か水を替え、キレイになったら、ザルに上げて水を切る。よく洗った方が炊くときにアクが出にくい(と思う。) ② 鍋に、醤油、ざらめ、酒、千切りにした生姜を入れて、強火にかける。 ③ 沸騰したら、イカナゴを3回くらいに分けてパラパラと入れていく。 一度にドバッと入れると、団子になってしまうので。 1度目のイカナゴが白くなって煮えてきたら、2度目も入れる。次も同じように全体的に白くなってきたら3度目も入れる。 〈※絶対にお箸でかき混ぜない!〉 ④時々、鍋を大きく揺すって全体に煮汁が絡まるようにする。 〈※お箸でかき混ぜ禁物!〉 煮汁が少なくなってきたら、鍋を持ち上げて天地をひっくり返す。を何回かする。 ⑤汁気がもっとなくなってきてら、くるみを入れて絡めて火を止める。 ⑥ザルにあけ、煮汁を切って、冷ます。 この時出た煮汁は取っておいて、あら炊きや煮魚に使える。 タッパに入れて、冷蔵庫で保存。多い場合は冷凍保存。 ごはんに、おにぎりに、巻き寿司に♡ ちなみに今年の出始めのイカナゴは1キロ2000円以上の高値だったにもかかわらず、神戸のおばさま達はわれ先にとイカナゴを買っていた。 だって、くぎ煮を炊くのが使命だから。値段なんて関係ないのだ。 by janis
by janis-janis
| 2016-03-19 12:11
| ごはんレシピ
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